スタッフダイアリー

子供たちのために

コンテンツ事業部ナカザワです。

先日、岩手県宮古市で開催された“ダイヤモンドキッズカレッジ(以下DKC)”に
発起人の高田延彦さん、高田道場のスタッフの皆さんと共に、
僕らチームエムアップも参加してきました。その模様をお伝えします。


―※DKCとはなんぞや?
高田延彦さん主宰の高田道場が“子供たちの心と身体を磨く場所”のスローガンを掲げ、
全国各地で開催している、子供達の心身の成長を目的とした体育教室です。
参加費は毎回無料。スローガンの通り、子供の事を何よりも考えたイベントです。


エムアップは社内スタッフ有志による被災地でのボランティア活動を度々していることもあり、
被災地支援として、昨年10月に行われた福島県相馬市大会に続いての参加となりました。

実は今回のイベントは高田さんがロケで宮古を訪れた際に出会った、
高橋さんという方から高田さんのホームページに寄せられたブログへのメッセージがきっかけで始まったのです。
震災の傷を抱えつつも精一杯生きる宮古の熱気を肌で感じ、「何か出来ないものか」という高田さんの想いと、
それを熱望する高橋さんの想いが共鳴した事をきっかけに今回のイベントが動きだし、
そのアクションは瞬く間に大きな渦となり周囲を巻き込んでいったのです。


詳しくは高田延彦オフィシャルサイトにて御覧頂けます。
■高田延彦オフィシャルサイトはこちら
※2012/1/9の記事に高橋さんがコメントを寄せています。


高田延彦さんのオフィシャルサイトはエムアップが運営させて頂いています。
マスコミでは、インターネットに関して悪意ある話題が取り沙汰される事が多いですが、
善意を以て利用すれば人と人とを繋ぐ大きな原動力となるツールなのだ、と改めて感じました。
こういった話題こそ取り上げ伝えてもらいたいなぁと思いました。



開催の前日、今回のDKC開催に向け、尽力を頂いていた宮古市長さんや、
シドニー五輪銀メダリスト永田克彦選手にも出席頂き、食事会が開かれました。



その会の中で高田延彦さんと向井亜紀さんがスタッフ全員に呼びかけます。

「震災の辛い記憶は消えないけど、子供たちのために私達がその上に素敵な想い出を上書いてあげましょう。」
「子供たちの未来を作るのは、いつだって面倒くさい大人なんだ。」

お二人が何度も口にした言葉、
―子供たちのために。

大人が語り掛けてあげる事、家の中でゲームばかりしているのではなく外で友達と走り回る事、
秘密基地を作ったり、暗くなるまで遊んだり、その中でたくさん学ぶ事、それを導いてあげるのは大人なんだ、と。
お二人の熱い気持ちを感じました。



DKC in 宮古 当日。
会場である宮古シーアリーナのセッティングは地元の高校生が行ってくれたのですが、
彼らはインターハイを翌週に控えていたにも関わらず、練習の大切な時間を削り、
会場セッティングだけでなく、この日の指導者としても名乗りを挙げてくれました!

雲ひとつない空、午前の強い日差しの下、お母さんと手を繋いだお子さんが
目をキラキラさせながら、続々と会場にやってきます。

宮古では、殆どの小学校が前日が運動会の日で、雨天延期の場合は日曜に振りかえられるため、
参加できないかも…と応募を躊躇っていたご家庭もあったそうですが
「快晴!」と予報が出た前週から、当日参加のお問合せが数多く寄せられ、
当日参加含め、DKC史上最大規模400人の子供達が集まってくれたそうです!


10:00、イベントスタート!
高田さん、向井さんが進行を勤め、宮古市長や永田選手もオープニングセレモニーに参加。
全国各地のDKCで募金を行い、そこで集まった義援金と復興への想いを手渡しました。


それが終わると、いよいよチビッ子達の出番です!
幼稚園から小2まで、お母さんの手を離れ元気いっぱいに飛び出してきます!



指導してくれる先生といっしょに、ぴょんぴょん飛び跳ね、一生懸命走り、汗びっしょりになって
時間いっぱい満面の笑顔を見せてくれました。
その中では、お父さん、お母さんにも一緒に参加してもらい、子供と一緒になって身体を動かしてもらう場面もあり。
へとへとになって、子供達に笑われている親御さんも。こんなコミュニケーションも微笑ましく感じました。

―格闘義は礼に始まり、礼に終わる。
最後は、姿勢を正し、正座から「ありがとうございました!」


運動を終えた子供たちが真っ先に向かった先は・・・会場の外!
会場の入り口で、みんなの鼻をくすぐり心を鷲づかみにしていた匂いの素。
ジュウジュウの焼きそばと、甘~い綿菓子がみんなを待ってるのでした!



ここからが僕らチームエムアップの出番!
動きまわってお腹ペコペコの子供たちに更に楽しい気分を味わってもらうため、
焼きそばと綿菓子を来場者全員に振る舞わせて頂きました。

この日作った焼きそばは、なんと1500人前!!
社内イベントで常に腕に磨きを掛けている弊社の焼きそば職人が、
にわか仕込みでは決して出せない本格派の味を、存分に披露させて頂きました!!
綿菓子も長蛇の列がず~っと途切れる事なく、割り箸にクルクル巻く様子を見て大喜び!
はしゃぐ姿に、僕らの方がたくさんの笑顔と元気を頂いちゃいました!


午後は小学校2年生から6年生の部。並んでみると、2年生と6年生でどれだけ成長するか分かります。
ちょっと大人っぽくなってくる年頃、気持ちも身体も育ち盛りなんでしょうね。
汗びっしょりになって体育館中を飛び回り、時間いっぱい楽しんでもらいました!



日も傾き始めて、もう帰らなければいけない時間。
祭りの後って、どうしてあんなに淋しい気持ちになるんでしょうか。

荷物をまとめて出てきた高田さんに、駆け寄ってきた坊主頭の少年。
「また来いや~!」とおどけて名台詞の物真似を披露。それに応えて笑顔で抱きしめる高田延彦さん。

大会を終え、東京に帰るためスタッフ全員を乗せたバスが走り出すと
道路の角を曲がる度、「ばいばい!また来てね!」と手を振るたくさんの子供。
また来るよ、と、身を乗り出して手を振る高田さん、向井さん、スタッフ達。

胸が熱くなりました。



高田さん・向井さんのおっしゃる面倒くさい大人たちがたくさん見守る中で、目いっぱい楽しんでくれた子供達。
この子達の想い出の中に、楽しい記憶として今日の日を残してあげる事は出来たでしょうか?
暖かさと優しさでいっぱいの会場でした。

来場してくれた人に楽しんでもらい、みんなに元気になってもらう、
高田・向井夫妻、DKCスタッフ、関係者の子供への願いがギッチリ詰まったイベント。
この日、実際に参加された子供達、親御さん達にその願いを感じてもらえたでしょうか。


★写真は午後の部のキッズ達です。



参加出来るのは小学生までですが、会場にはどなたでも入る事が出来ます。
もしお近くでDKCが開催される事があれば、是非一度御来場ください。

今後の日程、参加された方の感想はDKCオフィシャルサイトで随時掲載していきますので御覧下さい。