スタッフダイアリー

ブログ初投稿

ブログ初投稿になります。

クリエイティブ事業部の吉田です。

突然ですが、皆さんは奄美大島をご存知ですか?

私は以前2年ほど奄美大島に住んでいたことがあるですが、
移住を決める少し前まで沖縄県の島のひとつだと思っていました。
(実際は鹿児島県です)

そんな奄美大島について何の予備知識もなかった私が
移住を決断したきっかけを今回はお話したいと思います。
それは友人からの一本の電話でした。
「今度、奄美大島に転勤になったから落ち着いたら遊びにおいでよ」

彼とは半年ほど前に長崎県で酒を酌み交わしており、転勤の話を聞いたときは
少し驚きましたが、同時に南の島で暮らせる友人を羨ましくも感じました。

それから数ヵ月が経ち、私は奄美へと足を運びました。
空港で出迎えてくれた友人が以前にも増して快活そうだったことを
今でも何故か鮮明に覚えています。

その日は彼と楽しく飲み明かしましたが、休暇をとって遊びに来た私とはちがい、
友人は仕事がありましたので、昼間は二日酔いの頭と水着を持ってひとりで海へと出かけました。



そこは国定公園にも指定されている海岸でしたが、夏休み明けの9月ということもあり、
人はまばらでした。

迎え酒のビールを飲みながら海を眺めていると、「お一人で観光ですか?」と二人組みの
女性に声をかけられ、一緒に呑むことになりました。

彼女たちも奄美に友人がおり、観光で来ているとのことで夕焼けが海を染めるころまで
語らっておりましたが、そのうち彼女たちの友人が迎えに来ました。

タクシーで来ていた私は一緒に送ってもらうことになりました。
先に二人組みが泊まっているホテルで降り、さっきまで何の接点もなかった
二人組みの友人と私だけになり少々気まずい感じもありましたが、
私の友人の家に到着するころには、「今夜、仲間内で飲むから来ない?」
と誘われるまでになっていました。
残念ながら、それには行けないと断ると、「じゃあ、これ持って行って」と
お土産に奄美名産の黒砂糖をいただきました。

初対面です。私が送ってもらっている方です。
誘いも断り、おそらく今後会うこともないと思われる状況で
何故に彼女はここまで親切にできるのでしょう?

一事が万事そんな調子でした。
私は美しく光り輝く海や山の自然以上に奄美の人に魅了されっぱなしでした。

そんなわけで、羽田に戻る飛行機の中ではすでに奄美に住むことを決心していました。

人と人というのはご縁です。
私もエムアップにお世話になることになり、この新しいご縁を大切にしていきたいと思います。