スタッフダイアリー

休日の過ごし方

どうも、3課のsioです。

休日の過ごし方をお話させて下さい。

私は1年ほど前から趣味である絵画教室に通っています。
とはいえアートとは何ぞや、を理解しているわけでもなく
油や水彩など様々な画材に挑戦したいというほどのスキルもなく
何が好きで続けているかというと…

基本中の基本である、鉛筆デッサンです。

絵のうまい下手は全てデッサンによって決まると思っており
1mmでも正確な線を描く事ができて初めて
上達したかなと感じる事ができます。

モノを正確に捉え、鉛筆の線で仕上げていく。
色や空想でごまかさない。
ストイックすぎて美しい…!

たかが鉛筆されど鉛筆。意外と忍耐のいるこの作業、
一つの絵が完成するまでをご紹介します。

★一回目
モチーフに薔薇と鍵を選びました。
可愛さで選んだものの描き始めて即後悔し始めます。
これは一応、机に転がっている様子なのですよ…


★二回目
薔薇しか描いていない日。
先生から「葉っぱも仲間に入れてあげて」とアドバイスを頂く。
バレたてた!最後にちょろっと加えて影を入れました。


★三回目
質感が、円が、色が…私を混乱させました。
まだあと1回くらい鍵を描いて、
次に薔薇の茎と、影と、
モチーフのねっ転がり具合を整えないと完成しません。


★四回目
やっと完成です!


もう際だけ整えたら終わりにしようくらいに思っていて、
ねり消しいじくりながらちょこちょこ進めてたのですが、
先生からアドバイスを頂きました。

「影をつけてね。モチーフが近い所ほど影は濃いし、
離れると薄くなっていくから」
「薔薇と鍵の質感が両方似通ってきているので、
例えば鍵を鉄っぽくギラギラさせるなどしてみて」

なんて奥深い…。

という訳で完成まで1回2時間くらい描いているので×4で8時間も
この一枚にかかってしまいました。
これ以上描く隙間もないくらい真っ黒になったので満足です。

描くだけではなく先生のお話も楽しくて。
ゴーギャンの絵の見方を教えてもらったり、
オバケや妖怪はいるかいないかという話で盛り上がったり。

芸術に長けている人のお話はおもしろいですね。
「文化は歴史と精神の拠り所から生まれる」
という説も教わった中でとても印象に残っています。

そして何より気に入っているのは表参道という立地なのです(笑)