スタッフダイアリー

「君たちはどう生きるか」

突然ですが、みなさん、本はお好きですか??

私は大好きです。

小学生の頃、漫画ばかり読んでいた私の将来を案じた(苦笑)両親が、漫画禁止令を
発令したことを機に本を読む機会がぐんと増え、社会人となった今でも、通勤電車の中や
寝る前のひと時など、本を手にすることが多いです。

(あとは、友人がいつも必ず鞄に単行本を1冊いれており、電車で周りが携帯電話やスマートフォンを
いじる中、さっそうと本を取り出し読みふける姿がなんとなくカッコよくスマートに見えたから
真似してるという部分もあるのですが…笑)

こうして「IT業界」に身を投じて働いており、PCやスマートフォンと親密になればなるほど
なかなか本に親しむ機会も少なくなりがちなのですが、文章から想像できる世界や、
あとは文章の隙間と隙間から感じ取れる雰囲気が好きなので、本を読む時間は大切にしたいと思っています。



2月になってから読んだ本。
雑誌から映画化された話題の小説、エッセイまでかなり雑食です。

最近は、どうも自分の仕事の進め方が納得いかないというか、時間の使い方がへたくそだったり
一生懸命やっているつもりでも空回りしている気がして仕方なく…そのせいもあって
ビジネス系の本や自己啓発関連本なんかもちょこちょこ挟んでいて、読むたびに
「そうか、こうすればいいのか!」と思うのですが、なかなかそれを実行するのが難しいということが
悩ましい今日この頃。ちょっとずつ実行できればいいのですが…。

余談ですが、日経WOMANや女性の仕事術うんぬんの本を読んだりするのは、
IT企業としては珍しく、弊社の男女比率が4:6と女性が非常に多い会社だからであります。
性差別という意味ではなく、女性らしく、女性だからこそできることを、強みとしていかに仕事に活かすのか、
本の中に登場するロールモデルたる先輩女性たちの言葉は非常に身にしみます。
こんな風にしなやかに、颯爽と生きたいものです。憧れです。

あとは、鞄の中に本を持っていると重い!なんて時には電子書籍も大活躍。
弊社の電子書籍レーベル「デジタルブックファクトリー」から刊行されている、伊集院静先生の
「なぎさホテル」「男の流儀入門」も、そんな移動中に読破。音楽や映像もあるので、移動中も
iPhoneでさくさく読めるのがいいです。但し、要ヘッドフォン。

そんな私の一番大切な本がこちら。



吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」。

小学校の卒業式の日、担任の先生からクラス全員がプレゼントしてもらった1冊。
かなり年季がはいっているのはそのためです。

中には先生からのメッセージが。



「人間とはどう生きるべきか」という哲学的な内容を、こども向けに解りやすく記した
1冊なのですが、社会人となった今でも、先生がくれたメッセージとあわせて読み返しています。
心の支えになる本があるって、なんだかとても心強いです。
先生、これからも大切にしますね。

そして、この物語の中に出てくる言葉の中で、日々忘れないようにしたい言葉があります。

「"ありがとう”という言葉によく気をつけてごらん。この言葉は感謝という意味に使われているが、
本来は「そうあることが難しい」という意味だ。「滅多にあることじゃない」という意味だ。
自分の受けている幸せが滅多にあることじゃないと思えばこそ我々はそれに感謝する気持ちになるんだ-」

お客様や取引先の方たちに「ありがとう」と言われる仕事ができているか。

日々忘れず、まっすぐ”ゆき”ながら、努めていきたいと思います。

以上、音楽事業部ECのマエダユキでした。