スタッフダイアリー

花見と茄子と○○年

こんにちは。
総務経理部の和です。

春ですね。春といえば、早いもので当社も上場日から1年が過ぎようとしています。
去年の今頃は...。遥か前の出来事のようです。

さて、やっと暖かくなってきたので、お花見へ。




そして、お花見の流れで
室町時代~戦国の世を渡った?大名物 唐物茄子茶入 ‘付藻茄子’(つくもなす)を見に行ってきました。

お茶道具は全く縁もなかったのですが、とある戦国漫画を読み続けてしまった影響で、
世の武将を魅了した本物の‘大名物’を是非見てみたい!と思い、
出掛けた次第です。



左が唐物茶入‘付藻茄子’です。

所持者の経緯は、三代将軍足利義満~戦国3大武将~といった一品。
意外にも会場は大混雑!何とか前に行って見ていると、
友「これは、信長が触ったかな?秀吉もかな?家康もかな?」
自「う~ん。あ、大阪夏の陣で壊れたのを修復してる、と書いてある!!」

そう、現存品は壊れた破片を拾い集め、当時の脅威の修復技術で復元した品だったのです。
(近年のX線撮影で判明との事。結構割れてました)

この名物を手に入れるために、一国を渡したり、取り合ったり、
粉々になったものを修復してまでも手に入れる執念など、すさまじい背景があります。

実物は、600年も前のものとは思えないほど、
何とも美しく、かわいらしい一品でした。

他にも‘国宝 曜変天目’茶碗や、千利休の製作した茶さじ等も展示されており、
一通り見ると、疲れがドットきました。
これは、魂がこもった美術品を見た証拠。
‘気’がある美術品は見る側の‘気’を奪うため、疲労した..?のかもしれませんね。

ちょっと疲労回復のため、花展も立ち寄りです。



さて、2013年4月から当社は、第10期となります。
600年…は遥か彼方ですが、ひとまず10周年です。