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坂本龍馬を訪ねて。。。(福岡編)

クリエイティブ事業部のヤマグチです。
今日は、僕が福岡に行った時の話をします。



大宰府です。
学問の神様の神社として有名ですので、
行ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。







ここに、坂本龍馬さんも訪れたことがあります。
もちろん、勉強の祈願ではありません。

薩摩と長州との同盟を実現させるために、
当時大宰府に幽閉されていた要人に会いに来たのです。

司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』(文藝春秋)の中で、
ここへ向かう道すがらを描いた場面があります。

龍馬さんの足は、いよいよ早くなる。
下僕が、一体どうしたのかと尋ねる。
龍馬さんは、笑ってこう答える。

「実のところ、おれの足が半日早ければそのぶんだけ日本は救われる、というような気になってきた。
 ひろい日本に、おれだけしか天下の騒乱をおさめる者がいない、というような気になっている」


大宰府での会談の中で、
龍馬さんはしばしば『日本人』という言葉を使いました。
当時の人は使わない言葉です。

江戸時代は『自分の国=藩』ととらえる人がほとんどでした。
そんな中、日本のため、という大きな物差しで行動したからこそ、
龍馬さんは大きな仕事を成し遂げることができたのだと思います。

『わしの噂話をしちゅうかよ?』
『あっ!!龍馬さん!!』


大宰府の宝物殿では、
龍馬さんのピストル(複製)、高杉晋作の手紙、三条実美の書などを見ることができます。

余談になりますが、僕は昔、東京から博多まで、鈍行で行ったことがあります。
そして、鈍行で帰ってきました。

今となっては、良い思い出です。
忘れられません。