スタッフダイアリー

自転車ソリューション

デジタル出版事業部の坂井です。

通勤に自転車を利用しているのですが、自宅から会社までの距離は片道15kmあります。片道40~50分もペダルを漕いでいると「もう少し早く移動できないものだろうか」という思いが募ってきます。

より早く短い時間でカラダに疲労を溜めずに会社にたどり着く方法はないものか?
より効率化された自転車通勤を実現すべく導き出したソリューションが、ペダルと靴の交換でした。

いままでは普通のフラットペダルだったんですが、今回導入したビンディングペダルとはどんなものかというと、スキー板とスキー靴のような関係だと思って頂ければ分かりやすいでしょう。ガッチリとくっついて簡単には外れません。



レンチで元のペダルを外し、買ってきたビンディングペダルに付け替えます。靴もペダルとガッチリと噛み合うものを購入しました。見た目はいかついですが驚くほど軽いです。




さっそく練習で乗ってみましたが、試練はいきなり訪れました。

まず右足をペダルとガッチリはめます。左足で地面を蹴って前に進みながら、左足を回転するペダルにはめます。しかし、この一連の動作の中で、左足がうまくはまらず股間をサドルに打ち付けること5回。

停止時に足がペダルから外れずそのままの姿勢でズッコける、いわゆる「立ちゴケ」と呼ばれる転倒を2回。

痛いだけでなく、周囲の目もありとてつもなく恥ずかしいわけですが、トライ&エラーの甲斐あって試練を乗り越えると新たな世界が目の前に広がっていました。

ビンディングペダルは、フラットペダルに比べてはるかに効率がいい!
というイメージを下に図解してみました。



フラットペダルの場合は踏み込んだ時だけ(=下図の黄色い部分)しか力が伝導しませんが、足とペダルが固定されると踏み込んでから足を引き上げる時まで(=赤い部分)まで効率よく力が伝わるようになります。

同じ1回転でもビンディングペダルの場合は足全体の筋肉をバランスよく使えるようになり、スイスイと進んでいくので疲れません。とくに上り坂を登るときは見違えるようなスムーズさ。足とペダルが固定されているので力が逃げていく感覚がなく、足の筋肉もたくましくなっていきます。

導入前と導入後の速度を比べてみると平均時速は18.5kmから21.1kmに、最高時速も40.8kmから48.8kmとそれぞれ大幅スピードアップを記録。片道で平均5分(1kmあたり20秒)の時短を実現しました。気持よく自転車に乗って通勤できると日々の生活にメリハリがついて気持ちもテンションも上がります。



もちろん通勤だけでなく、仕事でも同じように効率化を目指して日々精進したい所存です。