クリエイティブ事業部のヤマグチです。
今日は、僕が鹿児島に行った時の話をします。
西郷隆盛邸跡です。
この西郷さんの家に、龍馬さんが宿泊したことがありました。
その時の話が、心に残っています。
夜半に翁は夫人となにか寝物語をしている。
聞くとはなしにきいていると、
夫人「宅は屋根が腐って雨漏りがして困ります。
お客様がおいでの時など面目がございません。
どうか早く修繕してくださりませ」と訴えると
翁は「今は日本中が雨漏りしている。
わが家の修繕なぞしておられんよ」とこたえられた。
(司馬遼太郎『竜馬がゆく』(文藝春秋)より)
「敬天愛人」という言葉を好んだ、西郷さんの人柄が偲ばれる一節です。
すぐ近くに、大久保利通邸跡があります。
長州藩(山口県)の桂小五郎(木戸孝允)の家と、
高杉晋作の家も、近いところにあります。
当時は身分によって住む場所が細かく決められていたということが伺えます。
最後に、西郷隆盛というと、上野公園に立っている銅像が有名です。
しかし、この銅像、実はあまり似ていないそうです。
西郷夫人に言を借りると、
『うちの主人はこんなお人じゃなかったですよ』
『浴衣姿で散歩なんてしなかった』
ということです。
鹿児島県内には、2つ、西郷さんの銅像があるそうですが、
そちらの方は似ているのでしょうか…?
余談になりますが、現在、筆者は、
司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』(文藝春秋)を、電子書籍で読み返しています。
マーキングがキレイにできるところが、とても嬉しいです。
それにしても、何度読んでも新しい感動をくれる作品です。
これからも、節目、節目で読み返していきたいと思います。
龍馬のタオルを愛用している筆者。
スタッフダイアリー
坂本龍馬を訪ねて。。。(鹿児島編)
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