スタッフダイアリー

「Webディレクター」 = 「現場監督」?

コンテンツ事業部のしゅうたろうです。

当社は、主にファンクライブサイトやEコマースサイト、コンテンツ配信を行うスマホサイトなどなど、
多くのサービスをウェブサイトの制作と運営を通じて行っております。

ひとことにウェブサイトの制作と運営と言っても、ひとつのサイトやサービスを世に送り出すために
ディレクター、デザイナー、プログラマーから経理、営業まで、多くのメンバーが携わります。

多くの人が携わるという事は、当然ですがうまく行くときも、行かないときもあったりします。

特にウェブディレクターの仕事は多岐にわたり、案件を進める上で多くの関係者との調整を経て、
「何かを決め、いかに問題を解決し、スムーズに進行ができる状態」にもっていけるか
「プロジェクト・リーダー」としての責任も伴ってきます。

モバイル、PC関わらず、ウェブサイトの制作を進める上で、
ディレクターが多くコミュニケーションを取る事になるのがプログラマやデザイナです。

このプログラマやデザイナとスムーズに案件を進めていくのも、ディレクタの技量のひとつかな
とも思っております。

今回は、私なりにこうやったらプログラマをはじめ関係者たちと上手くやれるんじゃないかなと
勝手に思っている事があるので、つらつらとご紹介させていただきます。

※案件の内容やディレクターの個性もあるので、必ずしもあらゆるケースに
あてはめる事ができるかというとそうでもありませんので、あしからず・・・汗



↑当社プログラマー島田さん。


<<案件を進める上で何が重要な要素か?>>
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もちろん、クライアントがいらっしゃる場合や、プロモーションやSEOなど他にも
重要な要素は色々ありますが、”社内”という意味では・・・・

■役割分担の決定、そしてディレクターという役割

■スケジュールの管理

■ToDoの把握

■ドキュメントの作成

■ビジョンの共有

といった感じではないでしょうか?
細かく書いてみますと・・・・


<<役割分担の決定、そしてディレクターという役割>>
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いつまでに、誰が、何をするのか?

案件を進めるにあたり、誰がどこのタイミングでその進行状況をチェックするのか?

こちらを先に決めないと、全体のスケジュールもあやふやで
ミーティングも結局ただのアイデア会になってしまったりでやる意味がありません。

そして、そもそもディレクターが社内にて行うべき事ととしては・・・

・その役割分担を決め

・スケジュールの決定

・仕様を固め

・問題解決やあらゆる調整を行い

・サービスやサイトをリリースさせ

・成果を報告、振り返る

だと思います。

「何かを決め、いかに問題を解決し、スムーズに進行ができる状態」
とヒトコトで言うと簡単ですが、実際はかなり大変です。

組織の中でディレクターが求められる役割は、「決める」「調整」「進行を把握」
のために走り回るイメージでしょうか(笑)


<<スケジュールの管理>>
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「スケジュールの管理」 = 「全体の把握」

と直結していると思います。ディレクター(director)=「監督」ですので、
「全体の把握」をいかに行うかが重要です。
ディレクターは経験を積めば肌感覚で分かってくると思いますが、
プログラマやデザイナ、周りの先輩や同僚などなど、多くの人と相談してこのスケジュールを組みます。
「公開日だけもう決まっちゃってるよ」という案件も中には当然あると思います。
その場合は仕方ありません、ありとあらゆる手を使って、無事にリリースさせる手段を考える他ありません!

スケジュールを組むときのイメージは、以下な感じでしょうか?

・関係各所含めた、全体のスケジュールを設定

・営業、プロモーション、デザイン、プログラム、コーディング、デバックなどを含む
各項目を洗い出し&設定

・関連する人、素材制作、クライアント側のスケジュール確認

・全体のスケジュールの再設定

ただ、頑張って作成したスケジュールも、必ずと言っていいほどズレてきます・・
その際、ちゃーんと補正を行い、関係者にフィードバックするかが重要になってきます。


<<ToDoの管理>>
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いつまでに、誰が、何をするのか?

スケジュールにも紐付きますが、「具体的に誰がいつまでに何をするのか?」

を、どんな仕事でも同じですがキッチリ決めていきます。

また、サイトやサービスのリリースばかりが頭にあって、リリース後にじゃあどうやってプロモーションを
行うのかがスッポリ抜ける事もあるかと思います。
こちらもキッチリをリリース後を見越して決めておく必要があります。

もちろん、会議の後には、議事録などを送ってToDoの再確認をしておけばなおベター。


↑私は、「ToDo」ではなく「やるやるリスト」と呼んでます。


<<ドキュメント(資料)の作成>>
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当たり前のことですが、サイトやサービスの構築の際、

デザインやシステム開発が不具合なくスケジュール通りに構築される事です。

ドキュメントというのは、サービスの内容を記した”企画書”や、どういうサイトの画面構成に
するのかなどを記した”仕様書”といったものです。

例えばサービスの内容を記した”企画書”なんかは、デザイナ、プログラマだけでなく、
営業/法務/経理/カスタマー/デザイン/開発/運用/プロモーションと、
様々な部門に共有するものなので、一番ドキュメント化しておくべきものだったりします。

”仕様書”なんかはどのようなものをイメージされますでしょうか?
わかりやすい画面遷移やユーザーインターフェースなど、見た目に関わる部分も多くこだわって準備して
しまいがちですが、極端な話、案件に関わるメンバーと常にコミュニケーションを取れるようにし、
ドキュメントは最小限にとどめ、口頭でキッチリ理解した上で進めた方が効率がよい場合もあります。

これらドキュメントを作ることが目的となってしまい、作った事で満足してしまう
事なんかもよくあったりします(自分も過去陥りました(笑))

また、要件を漏らさずドキュメント化する事は、とても難しい事だと思います。
ドキュメントはあくまで他のメンバーと共有するための”モノ”なので、
作成に時間をかけすぎず、ミーティングの時にしっかりと伝えられればいいと思います。

兎に角「会話」や「ドキュメント」などあらゆる手段で、サービスや内容を関係者に伝えることが第一です!


↑スケジュールや資料たち


<<ビジョンの共有>>
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ディレクターが会社から期待されている事は、
「案件を無事にリリースし、世に送り出すこと」だと思います。

そして、一番肝心なのは、なぜ、そのサービスやサイトをリリースするのか?

伝えたつもりで、伝えられていなかったり、色々挙げましたが実は一番重要なのはココだったりも
するのかなと思ってます。

・誰がターゲットで(誰に向けて?)
・どういう機能を積んで、またそれはなぜ?
・どういうクオリティで?
・どうありたい?
・そして何を目指す?

こういった概要を関係者全員に共有すべきだと思います。

例えば、リリースまでのスケジュールや急すぎたり、短すぎたり、他の案件で手が回らなさそうだったり、
そんな時、ディレクター側の希望リリース日をプログラマに断られたりする事もあるかと思います。

ただ、上記のようになぜその日にリリースするのか、理由が合理的かつ明確でゴールに納得感があれば
タイトなスケジュールでも引き受けてくれるかもしれません。

ディレクターとプログラマは、同一の案件に向けて走るときは同じチームの一員です。
ゴールが明確で、無理をしてでも進める必要性があれば、お互い気持よく仕事ができると思います。


↑進捗報告ミーティングの様子

なんか全体を通してみて、振り返ってみると、ただひたすらコミュニケーションをとっているような
感じになってしまいましたね。。。。

自分と同じ思考回路や性格の人なんかいるわけないので、ディレクターもプログラマも人間。
結局はコミュニケーションをしっかりとれば割とスムーズに行くんじゃないかなという結論に
なってしまうのでしょうかね・・・?


つらつらと書いてしまい、結論もまとまりのない感じになってしまいましたが、
「案件を無事にリリースし、世に送り出すこと」は、簡単な事ではありません。

しかし、多くのスタッフと共に何かを作り上げ、多くのユーザーに見てもらう・楽しんでもらうサービスを
生み出せる機会もそうそうありません。

株式会社エムアップでは、プログラマを始め、多くのスタッフと協力しながら、サービスやサイトを
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もちろん、未経験の方でも先輩方と一緒にチャレンジできます!

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■Webサイト運営スタッフ募集

では、長文失礼しました!