スタッフダイアリー

東京がひとつになる日。

東京を代表するイベント「東京マラソン2015」に参加してきました!
FC事業本部アネッティです。


初めてのフルマラソンを走ったのが、4年前のこの東京マラソン。
2011年以来、2回目の出走です。
このレースには3万6千人が参加できるのですが、なんと10倍以上の応募。
今回その難関を突破したワケです!
ボランティア1万人、そして170万人を超える沿道の観衆と全てが大規模です。

なぜ東京マラソンがそれほど人気なのか。。。
世界的に有名な大会というのも勿論ですが、
やはり、新宿や銀座、日本橋、浅草といった都心を走る道路を堂々と走れる醍醐味ではないでしょうか。
そして、スタートからゴールまで尽きることのない沿道にいる観衆。
これはランナー目線として圧巻です!

東京マラソンのヒーローと言えば、ランナーの藤原新選手。
2012年のこの大会で日本人1位(2時間07分48秒)となり、ロンドンオリンピックの出場権を手にしました。もちろん今大会も出場します。
弊社では藤原新選手のモバイルサイトをオリンピック直前にオープンさせていただいた関係もあり、
当時、藤原選手が撮影で会社にいらっしゃった時に
「どうすれば早くなれますか?」と、とんでもない質問をなげたところ
「練習も、ガチで走る事ですよ!」
と答えてくれました。
なるほど・・・ってそれが出来ない訳ですが。。。(笑


コースは新宿・都庁をスタートし、日比谷公園、品川、浅草雷門、本願寺、東京ビッグサイトまで42.195キロを走ります。

※コース地図はこちら!!

さて、前日に荷物の確認をします。
セキュリティーが厳しいので、なるべくコンパクトにします。


ウェア、キャップ、サングラス、シューズ、手袋、ビニール合羽、GPS時計、補給用ジェル、ウェストバッグ。そしてゼッケン。
あとはシューズにタイムセンサーを装着し、あとは走るだけ。
目標はここ2年更新できていない自分の記録、3時間45分を上回る3時間40分に設定しました。大会当日、朝方に降っていた雨もやみ、曇り。風も寒さもそれほどでもなくマラソン大会としては恵まれた天候になりました。
自分の荷物を預け、決められているスタート位置Dブロックに移動します。



9時10分、舛添都知事のスタート合図で都庁を一斉にスタートします。
まずは不夜城と呼ばれる新宿・歌舞伎町を通過。この街を昼に走るのはなんとも違和感があります。
その後、飯田橋~日比谷公園を経由し三田・品川方面へ。品川駅近くで折り返し、ここから浅草・浅草寺雷門へ向かいます。



この辺までは景色を楽しみつつ、気持ち良く走れます。
そして・・・浅草で折り返し銀座へ戻り、本願寺を通過する35キロ地点、
マラソンは30キロ過ぎからが勝負と言われますが
まさにこの地点が一番辛い。。。
一気にぺースが落ちました。

脚にピクピクと痙攣の前兆みたいな感覚がうまれます。
そう、脚に小石があたっているような。
いつ痙攣するか・・・という不安と
いや、最後までもつ・・・という希望と。
心の悪魔が「歩いたら楽になるよ~」とささやきます。

38キロ地点、身も心も限界が近づいてくる頃
沿道にいた車椅子のおばあさんが
「ここまで来たんだからもう大丈夫~!」
と僕らに声をかけてくれたのです。
こんなひとことが、
諦めていた心にパワーをもたらしました。

そして40キロを通過して、あと2キロ。
計算上では、ここでペースを上げればギリギリ目標に達成します。
もうここは根性で走るしかありません。

最終コーナーを曲がって遂にゴール!
3時間39分、目標達成!!

やっと終わった・・・と言う気持ちと
目標を達成した安堵感。

なんとか自分に勝つことができました。


今回の修行時間 3時間39分
参考例1:東京マラソン2015の優勝記録 2時間6分
参考例2:初めてのマラソン5時間11分(2011年東京マラソン)