スタッフダイアリー

「JUNK STORY」

久しぶりの登場となります、CS課・前田です。

先日、少し早めの夏休みをとって、どうしても行きたかった場所に行ってきました。



横浜から京急に乗って約45分の三浦海岸駅。
そこからさらにバスに乗り換えて約10分。

小高い丘の上にある「三浦霊園」。


着いた頃には小雨になってしまいましたが、晴れた日は海が見渡せる、静かなこの場所に、
アーティスト・hideさんが眠っています。

入社して、hideさんに関わる業務に携わらせていただくようになってから、毎年命日である5月頃に
必ず伺うようにしていたのですが、今年はまだ伺えておらず、ずっと心残りだったのです。

「夏休みは普段できないことを」とおっしゃる社長の言葉にも後押しされ、
夏休みを使ってようやく伺うことができました。

墓前に伺う前に、駅前のお花屋さんで「hideさんのお墓参りに行くんです」と伝えたところ、
「じゃあ、hideさんらしいお花のほうがいいですよね」と言って、お店の方がhideさんの衣装や髪を
思い出させるような色鮮やかな花束を作ってくださいました。(薔薇もきちんと棘を外してくださいます)


お店の中にはhideさんのファンの方がくださったというパネルやぬいぐるみが飾られています。
ファンの方はもちろん、地元の方からもhideさんが愛されていることが伝わってきました。

平日の雨続きの中の1日だったにも関わらず、私の他に大阪からいらしたというご夫婦がお参りしてましたし、
いつきてもたくさんのお花で囲まれているのですが、この日も本当にたくさんのお花で囲まれていて・・・。

さらに、その1つ1つがどれもhideさんを彷彿とさせるような、色とりどりの鮮やかなお花ばかりで…
亡くなってからもう17年が経ちますが、17年という月日が信じられないくらい、今でもファンの皆さんが
本当に大切にhideさんを想っていらっしゃる気持ちがヒシヒシと伝わってきます。

それと同時に、こうしてお参りすることをお許しくださっているご両親・ご親戚の方、所属事務所の皆さん、
そして管理してくださっている霊園の方、地元の方のお気持ちに頭が下がる思いです。

まだ今ほどインターネットが当たり前でなかった1997年当時に、hideさんが
「(これからは)インターネットで音楽を聴く世の中になるよ」とおっしゃった言葉がきっかけで
いまのエムアップがあります。

そのhideさんの墓前で、お参りに伺えなかった間のこの1年、弊社でどんなことに
携わらせていただいたか、お花とお線香を添えて報告させていただきました。
毎年こうしてhideさんの墓前に報告した時に恥ずかしくないよう、日々しっかり勤めよう、
というのが、仕事をしていくうえでの自分の目標になってます。

そして帰りに品川の映画館でhideさんのドキュメント映画「JUNK STORY」も観てきました。



hideさんと共に活動されていたミュージシャン、スタッフの方たちとの深い信頼関係や絆の強さ、
そしてhideさんのファンの方たちや音楽への愛情の深さを痛感すると共に、
何より「こんな”趣しろい”ことができる人、いない!」という発想の凄さ、実行力など、アーティストとしての
hideさんの凄さ・素晴らしさが伝わってくるドキュメンタリー。
亡くなって17年経つ今も、多くの人に支持される所以がすべて詰まった作品でした。

5月23日から公開されている作品のため、品川はすでに上映終了となってしまいましたが、
ファンの皆さまからの熱いご要望を受けて「イオンシネマ佐賀大和」では7月11日から公開、
さらに都内、「シネマート新宿」で7月17日(金)まで急遽上映延長となったそうなので、まだ間に合います!!

hideさんのファンの方だけでなく、音楽ファン必見です!!! お時間のある方はぜひ足をお運びください。


おこがましい話ではありますが、hideさんが見つめていた未来を創るお手伝いを、
そしてファンの方たちのお気持ちに添うことができるよう、これからも初心を忘れることなく努めていきたいと思います。