スタッフダイアリー

北の大地

先日、私ごとながら北海道の洞爺湖へ行ってきました
FC事業本部のアネッティです。

なぜ洞爺湖なのか。。。
昨年の出場した「佐渡トライアスロン」で、マラソンパートでのタイムオーバーにより途中棄権という悔しい思いをし、
今年リベンジしようとしたのですが見事抽選に落ちしてしまい、なんと佐渡には参加できなくなったのです。。。(涙
なので今回は国内で2番目に長距離な大会「IRONMAN JAPAN北海道」というレースに参加することに決めました!
「IRONMAN JAPAN北海道」は、世界各地で開催されているアイアンマンシリーズ約30戦のひとつで、洞爺湖周辺の10町村を舞台にスイム(水泳)3.8km、バイク(自転車)180.2km、ラン(マラソン)42.2kmを競います。今年も、海外や国内のプロ選手を含め、総勢1600名が参加しました。

朝6時にスタートし、水泳~自転車~マラソンを17時間後の夜11時までに226キロ先のゴールを目指すのです。今回はプロ選手が「世界のアイアンマンレースの中でも、もっとも過酷で困難なコース」というほどハードなコース。決してまともな人がやるスポーツではありません(笑



【スイム】
涼しくも太陽を感じる事ができる絶好の天候のもと、早朝6時過ぎにスタート。
洞爺湖の水はとても透明度が高いので視界が良く、
他の選手に巻き込まれることなくマイペースで気持ち良く泳ぐことができました。
でも、やっぱり3.8キロは長いです。。。(注意:洞爺湖は通常、遊泳禁止です)


1時間27分
ウェットスーツを脱いでバイクジャージに着替えます。
が、ここでトラブル。お腹が痛くなり渋滞中のトイレへ(笑
ここで10分も時間をロスしてしまいました。。

【バイク】
すっきりして8:00スタート、太陽の光も出て、暑くなり始めました。
沿道にいるたくさんの町民の方々が「がんばれ~」と声援をかけてくれます。
そんな声援に押されたのもあり、思いのほか100キロ地点までは順調に辿りつくことができました。
途中、高校生のブラバンがZARDの「負けないで」を演奏していましたが、
やっぱ名曲だな~としみじみ思います。心の中で歌っちゃいますからね(笑
そして、ここから勝負どころのニセコ山岳コース。
標高700メートルまで坂を15キロ登り、その後一気に10キロほど下るのですが、スピードは時速60キロを超えます!しかし、終盤で天候が急変し雨が降り出したので安全運転を心がけ、
それでもひたすらペダルを踏み続けます。やっぱ180キロは長い。。。
8時間30分也



【ラン】
最後の競技、フルマラソンは16:40頃スタート。
さきほどの雨はあがっていたのでほっとしました。
補給ができるエイドステーション以外では、絶対に止まらずに足を1歩前にだす。
そう心に決めランはそれだけを考えて走りだしましたが、1時間もするとすっかり太陽は沈み、暗闇の中を孤独に走り続けます。
街灯もない湖畔を、工事用コーンの灯りだけを頼りに走るのですが、完全に修行状態。
かれこれ10時間以上も運動しているのに、まともな食事もとれていないので内臓もおかしくなり、
さすがに気持ち悪くなって歩き出します。
しかも、また途中から雨が降り出す始末。シューズが濡れて気持ち悪い。
そして、歩いていると睡魔が襲ってくるという初めて体験をします。
そんな睡魔と闘いながらも、止まらずに一歩一歩前に進むのです。



バイク同様、応援の方やボランティアの方から暖かい声をかけてもらい、力を振り絞ります。
そして、遠くにゴールの灯りが見えた時、ようやく身体が軽くなりました。
22時20分、ゴール。
16時間を超える長い長い戦いが終了した瞬間です。

遂に「IRONMAN」という称号を手に入れました!

この完走が今後、何の経験になって、何と結びつくのか。
今はまだわかりません。
ただ昨年と違うのは、「完走できるかなぁ」「完走したいなぁ」だったのが
今年は「完走するんだ」という明確な目標がありました。
「目標を達成する気持ち」「諦めない気持ち」が少しだけ成長したのでしょうか。

今回の修行時間:16時間5分
完走率79%