スタッフダイアリー

【ビジネス書】のご紹介①

皆さん、こんにちは。

総務経理部 人事課のイワタです。

今回はタイトル通り、私が個人的に影響を受けたビジネス書の一冊を

ご紹介させて頂きたいと思います。





------------------------------------------------------------------------------------

バカな人事 !

なぜ御社の人事は社員のやる気を失わせるのか?

「もう、やってられない…」から、「ライバル会社に勝つ!」に変わるために

成果主義?目標管理?職務基準書?等級評価?職務給?公平性?…
日本の会社の人事はココが勘違い。

◆目次

第1章 日本の会社の「人事」はここが間違っている
第2章 「公平な評価」が不公平を生み出している
第3章 社員として知っておかなければならないこと
第4章 「人事」の本当の目的とは何か
第5章 「人事」で会社のこれからが変わる

■中村壽伸氏:プロフィール

学習院大学法学部卒業後、銀行勤務を経て企業の事業戦略と経営計画を実現する
人事・組織戦略の専門家として中堅・中小企業から上場企業まで、業種を問わず500社以上の
企業をコンサルティングした実績を持ち、またセミナー講師としても活躍中。

------------------------------------------------------------------------------------

まず先におことわりをさせて頂きますと・・・

けして「自虐ネタ」ではございません(笑)

数年前に初めて読んでから、時折読み返したりしている本の一冊になります。

人事の世間一般の仕事のイメージは、「面接官」というのが一番強いかと思います。





会社にもよりますが、ザックリいえば≪人≫に関わること全般が仕事になります。

細かい業務詳細は省きますが、人事評価というパートだけでいえば
「従業員をどのように評価するか制度概要を考えること」とか、
給料や賞与をいくら支払うかの判断材料をつくる」というような事も含まれます。

しかし、それらは人事の「手段」ではありますが、

「目的」ではありません。

人事の目的は「会社の業績を上げること」

この目的を達成するために従業員をどう評価して、結果モチベーションを高くもって業績を
上げる活躍をして貰えるかを考えていく、それが人事担当者の行うべき大切な仕事です。

それに気付かせてくれたキッカケが、今回ご紹介した一冊の本になります。


しかし、頭では分かっていても私の力不足もあり、今でもまだ目的と手段を取り違えることが
多々あります。

どうすれば業績が上がるかも考えず、従業員に優劣をつけるだけの評価システムや
やる気を失わせる人事制度など過去失敗も沢山してしまっています。

本書の中では、それらを「バカな人事」と呼びその問題点を鋭く指摘しています。

ですから、「自虐ネタ」でも無く、時折迷ったりしたら読み返したりしている一冊になります。

------------------------------------------------------------------------------------

少し話が変わりますが、世の中にはビジネス書は溢れますし、人事系の本も多数あります。

そのほとんどは教育関連なので、人事の本質を説いている本はけして多くは無いと
感じています。

人事職を経験した事がある方は強く頷いて頂けると思いますが

人事評価制度に絶対的な正解は無い!
これは事実としてあります。

それは全く同じ会社や組織が無い事が理由です。

その会社、その時にあわせて流動的であり、その時に最適なものを考え続けるしか
答えに近付ける手段は無いと個人的には思っています。

人事評価制度には定期昇給や360度評価や等級制度、管理職と技術職でキャリアステップを
分けて考えたりなど様々ありますが・・・

人事評価制度の根本になる(成果主義)について個人的な意見や考えも含めてですが
記載させて貰いたいと思います。


*****成果主義*****

会社は当然成果主義でなければならないという大前提があります。
成果がなければ持続できないのが会社という存在。

会社という営利を追求する組織で働くかぎり、ビジネスマンは利益につながるよう
努力の仕方が的確でなければならない。

成果主義において重要なのは、個人プレーに対する成果主義とチームプレーに対する
きちんと区別することですが、その線引きはとても難しいものがあります。

高いレベルの成果に挑戦して高い目標を設定する。

目標を達成出来れば当然それが+評価になりますが、たとえ目標には届かなかったとしても
その過程が次回への糧となり全くの無駄で終わることが無い場合もあり
そこも+評価すべきだと考えます。

人の評価には、成果を見ての評価(業績評価)と将来の活躍を見通して行う評価(アセスメント)の
2つに分かれます。

後者の場合、将来性も考慮しなければなりませんし、それを実現出来る教育(マネジメント)は
必須となりますが、採点を甘くする事はNGです。

上記の区別ができていないと、現在エースとして活躍してくれている従業員と将来活躍してくれるで
あろう人とを同じ基準で評価してしまうと、本当に頑張っている人が評価されない最悪の結果となります。
ここが難しいポイントの1つかと思っています。

------------------------------------------------------------------------------------




ここで弊社のお話をさせて頂きますと、

エムアップはクリエイティブな会社であり物づくりの会社です。

様々な事業展開をしていますが、共通しているのは

「エンターテイメント」 × 「IT」 をキーワードに

世の中に夢、感動を届ける事が仕事です。


そして、そこで働く従業員を支えるのが人事の仕事でもあります。

そのうえで人事はオリジナリティに溢れ、斬新で、奇抜な従業員の方が
安心して働ける就業環境を少しでも具現化することが使命の一つだと
考えています。

また「公平」ではなく「公正」な評価をして、

会社の業績を上げるために、従業員一人ひとりの能力を最大限に向上・発揮することが
出来るために何が出来るのか?

プロセスも大切にしつつ人を育てていける評価制度とはどんなものが良いのか?

雇用形態に関わらず、画一的な基準を設けるだけでは無く、事業への貢献度合いを
従業員一人ひとりによって異なる立場や事情を考慮して評価していく。

勿論、そこには労働生産性、分配率、人件費なども考慮して考えなければなりませんが、

どれだけ「血」の通ったものをつくれるのか!?

ここにつきると考えています。

------------------------------------------------------------------------------------

纏まりなく、色々と偉そうなことも書いてしまいましたが、

現状の私はどうかというと残念ながら・・・まだまだまだです。。

力不足、勉強不足、スキル不足、理想には程遠い状態ですが
それに挑戦する機会を与えられ、またそれを助けてくれる社内の環境に
心から感謝をしつつ、継続して頑張っています。


私の好きな言葉の1つで

・モチベーションとお弁当は自分もち!



※お弁当も様々ですが、

モチベーション維持の方法も同様に様々だと思います。

私はモチベーションの維持にはプライベートで仕事を忘れてリラックスすることも
仕事のうちだと思っています。




※自宅での私の定位置に違うものが今回は座ってますが・・・(笑)


モチベーション高くプロとして誇りをもって働いている従業員や応募者の方からも
刺激を受けることは多いです。

そんな方達と対等に仕事として接する事が出来るようになることが今の目標の1つです。

長々と固い内容を最後まで読んで頂いて有難うございました。

また、紹介②の機会がありましたらコッソリと登場させて頂きたいと思います。

------------------------------------------------------------------------------------

最後に弊社は現在中途採用や2017年新卒採用も実施しております。

新しく当社の仲間として入社してくれる方を募集させて頂いておりますので
ご興味がございましたら、サイトを見て頂けたらと思いますので
宜しくお願い致します。