スタッフダイアリー

ダイヤモンドキッズカレッジに行ってきました!

皆さんお久しぶりです!
ナカイです。

じめじめした雨が終わり、ようやく秋めいてきて外を歩くのが楽しい季節になりました。
前回「ついに来ました!イベント!」というブログを書いたのは夏でしたが、
それからもう4か月も経っているのですね…。時の流れは恐ろしいです…。

さて、今回は高田延彦さんが主宰する「ダイヤモンドキッズカレッジ」という
チャリティイベントに参加させてもらいました。
ダイヤモンドキッズカレッジとは2011年の東日本大震災の時に、
外で元気いっぱいに遊ぶことが難しくなった子どもたちに対して運動する場を、
また募金を行い子どもたちの教育の一部にというところから始まり、今年で6年目になるチャリティイベントです。

当社でも始まりから協賛させていただいております。
※過去のブログはこちら!
・「高田道場ダイヤモンドキッズカレッジ@宮古
・「ダイヤモンドキッズカレッジ

10月7日。私たちはハロウィン募金から携わらせてもらいました。
今回の募金活動は東日本大震災の時に地震と津波の被害にあった岩手県宮古市の子どもたちにお金を届けるために行います。

武蔵小山駅前のパルム商店街に集合する新卒と人事の竹内さん。
少し緊張しながら待っていると、商店街の奥の方から続々と可愛く仮装した高田道場の子どもたちが歩いてきました。
※高田道場とは高田延彦さんが主宰する子どもたちに運動をする楽しさや可能性を引き出すことをコンセプトにした運動のスクールです。



ひとりひとりが募金箱をもって商店街の入り口に並び募金開始です!


「募金よろしく」「「「「お願いします!」」」」
「宮古の子どもに」「「「「お願いします!」」」」

この掛け声の元に子どもたちが頑張って通りがかる人たちにお願いをします。

子どもたちの頑張りもあってか、だんだんといろいろな人が足を止めて募金をしていきます。



そんな姿を見たら私たちも負けていられません!
男性陣はのぼりやプラカードを持って声を出し、
女性陣は募金をしてくださった方にダイヤモンドキッズカレッジに関してのビラを配ります。



少しすると高田延彦さん向井亜紀さん夫妻が到着し、募金活動も本格化します。

おじいちゃんおばあちゃん、会社員、さらには中学高校生。
5歳くらいじゃないかと思われるような小さい子もお母さんにお願いして募金をしてくれました。
募金活動は人生で一度も経験したことが無かったのですが、
震災から5年経った今でも被災地に想いを届けてくださる方がたくさんいてくださり、
それを肌で感じることができました。

そして夜の7時、募金が終了しました。
約2時間。もちろん休憩もはさんでおりますが、
ずっと立って声を出し続けたにもかかわらず子どもたちはみんな元気いっぱい!
高田道場で過ごしている子たちはすごいなと感じました。



募金額は147,145円!
さらには今までの募金活動を合計して851,234円を宮古の子どもたちに寄付しに行くことになりました。


そしてその2週間後、10月21日。
ダイヤモンドキッズカレッジを行うため一路岩手県宮古市へ!
今回は募金活動に参加した新卒3人に加え、弊社の子会社であるRoen Japanよりタイローンさんとともに向かいます。
朝10時に東京駅に到着。いざ岩手県へ!



関東より北の地域に行ったことが無かったためドキドキな気持ちもありつつ新幹線を過ごします。



新幹線で2時間、岩手県に到着です。



ここからさらにバスで2時間かけて宮古市に向かいます。

初日は被災された箇所の視察をメインに行動します。

バスに乗って様々な場所へ。
まずは、ネスレジャパンさんがスポンサーのキットサクラサク野球場。
大震災で被災した岩手県宮古市の地域の更なる復興支援に向けた象徴として、宮古市が再建した田老野球場を、
4 月 22 日(金)に愛称「キット、サクラサク野球場」として誕生させました。


海の横にはかなり大きな防波堤があるにも関わらず更に大きな壁を作っていました。



この様子だけで津波の恐ろしさを感じることができます。
私たちが訪れた岩手県宮古市の田老地区という場所は「津波田老」と呼ばれるほど津波が来るところで、
何時も津波の被害に悩まされていたそうです。

このような歴史を忘れないために、そして未来を築くために田老物語という冊子もいただきました。



津波や地震との歴史、そして復興の歴史を知ることができ、より深い理解の元、他の場所へ向かいます。

道の駅が完成したということで道の駅も視察。



地元の野菜や手芸品などがたくさん置いてありました。
このように道の駅も復興の象徴なのだと改めて感じました。

震災当時、私は山口県で高校に通っていました。震度7の地震が起きたと聞いた時も、
正直あまりイメージが持てず地震というものの恐ろしさは全く知りませんでしたが、
家に帰りニュースを見て愕然としました。
これは現実なのか、と。
当時は何かできることはないかと考えたものの、募金するくらいしかできませんでした。

それから6年。
たくさんの部分で復興も見られたものの、まだまだ復興の最中部分もあり、
どうしてもっと早く来なかったんだと心がつままれる思いでした。
そして、私の中で具体性のなかった地震へのイメージが一気に固まり、地震の恐ろしさを実感しました。

その夜、高田延彦さんや高田道場の方々と一緒にご飯を食べ、次の日のダイヤモンドキッズカレッジに備えます。


そして翌朝10月22日!
朝食を食べ早速アリーナへ向かいます。

今回のダイヤモンドキッズカレッジは午前の部、午後の部と別れており、午前が小学校低学年から高学年、
午後が小学校低学年から下の子たちが参加します。
小さい子たちと運動する機会などとうに失った23歳。
ついていけるだろうか…と不安になりながらも会場を準備します。



参加してくれた子どもたちはこの高田道場のTシャツを着て運動をします。



だんだんと子どもたちも集まってきました!

子どもたちも着替え終わり準備完了!
マットの上に子どもたちが集合します。

開会セレモニーとして宮城県宮古市市長である山本市長に高田道場の子どもたちが集めた募金を寄付します。



マットの中央に集まり向井亜紀さん、高田延彦さんがお話をしてくださいます。



これから行う運動のこと、運動の注意点、更には生きていく上で大切な、心の指針になるようなこと。
様々なお話をされました。

子どもたちはその言葉をとても集中して聴きます。
私が小学生の時は集中力がすぐ切れて怒られる…なんてことがよくありましたが、
驚いたことに集中力が切れてよそ見をするような子が一人もいなかったんです!
高田延彦さんがもつ言葉の力を改めて知りました。


そしてついに運動スタート!
準備体操として「お掃除ダンス」を踊ります。



ただきついという運動ではなく、全力ダッシュにカエルジャンプなど趣向を凝らし、運動の楽しさを教えます。
そして雑巾がけ!



…実に10年ぶりの雑巾がけです。
用意…スタート!



全力で雑巾がけをします。



あの頃はなんであんなに全力でできたんでしょうね…。
終わった後には息が絶え絶えでした。
次に体を使ったじゃんけんをします。

すごく楽しく運動していたのですが、ここでハプニング。
あまりにも私とタイローンさんが楽しそうにじゃんけんをしていたからか、向井亜紀さんから、
「この二人すっごいからみんな見て!」と、なんと真ん中で見本をすることに!

その時の映像がこちらです!

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…今見てもすごく楽しそうにしてますね(笑)

その後休憩をはさみ、レスリングパートへ。
子どもたちとタオルの引っ張り合いを行います。
ここでは力のかけ方によって、子どもたちでも大人を倒すことができるということを教えました。





こうして一つ一つ子どもたちに成功体験を与えていきます。
その後も丁寧にタックルの練習などを教えます。

そしてついに実践!
この時にはもうみんな自信満々!
「絶対に倒してやる」というキラキラした目でこちらを見てきます。

私なんかこの通り、










あっさりと負けてしまいました(笑)

このようにレスリングをしたことがない子どもたちも、丁寧に一つ一つ教え
成功体験をしていくことでどんどん自信がつき
最後には大の大人を倒せるまでになります。
子どもたちの元気に圧倒されると同時に、無限の可能性があるんだなと感動しました。

そして最後。
サーキットという運動をします(ジャンプ、その場ダッシュ、腕立て伏せを持続的に行う運動です!)。
最後の力を振り絞りいざサーキット!





今まで野球、サッカー、バスケットボールとずっと運動をしてきた私。
しかし、この運動が終わったころにはへとへとでした…。
(その後3日間筋肉痛を引きずることになろうとは、この時の私はまだ知りません)

最後に高田延彦さん、向井亜紀さんと写真を撮らせていただきました!



今回のダイヤモンドキッズカレッジで大切なことを気づかされました。

「子どもたちに元気を与える」そういった裏ミッションを心に秘めて行っていたのですが、
気づいた時には私が元気を貰っていました。

子どもたちの可能性に満ち溢れたキラキラの瞳。
どんなことでも楽しむという気持ち。

見習わなければと感じました。
そして、「子どもたちは資産である」この言葉の意味も肌で感じることができました。

募金活動、被災地視察、そして子どもたちと元気いっぱい運動する。
私が今までの人生で全く経験してこなかったことを経験できました。

これからは震災の歴史を風化させないように積極的に関わっていき、私も後世に記憶をつないでいけるような人になりたいと感じる、
本当に有意義な3日間でした。