スタッフダイアリー

ロケーション・ハンティング

デジタル出版事業部の坂井です。今日は業務の内容をちょっとご紹介します。

電子書籍を作る際に写真撮影を行なう場合、写真撮影をするロケーションを探します。
これをロケーション・ハンティング、通称「ロケハン」といいます。

まず本の内容に沿って撮影したい写真のイメージを固め、候補地を探します。
お店の場合は飲食店の紹介サイトをサーフィンし、路上の場合はストリートビューで都内を徘徊。
ITの進歩により昔よりも随分便利になりましたが、それでも限界はあります。



それは、たとえばストリートビューでも表示されないような横丁の奥の奥。
はたまた、夜の帳(とばり)が降りてネオンが怪しく輝く深夜の街並み。

そんな場所には自分で実際に足を運んでみるしかありません。
現場でその場の空気や匂いに触れて感じることもいっぱいあります。
その匂いに釣られてフラフラと飲み屋に入ってしまうことも(もちろん自腹)。



「このへんでロケ場所探してるんですけど、いいところないですかねー?」

なんてお店の大将に相談したりして教えてもらったり。
その場所を使わせてもらうなんてこともあったり。

こればかりは一期一会なので、すんなりと決まる場合ばかりではないのですが
やはり人との出会いから世界が広がっていく瞬間は気持ちいいですね。

誤解されるとアレなのでお断りしておきますが、
お酒飲んで酔っ払って気持ちよくなってるわけではなく
業務遂行がビシっと決まった時の気持ちよさですから!

どんな写真が撮れたのかは現在製作中の
伊集院静先生の次回電子書籍作品「男の流儀入門【仕事編】」をお楽しみに!