スタッフダイアリー

ライブに行ってきました。

③課の310です。

先日、10年来好きなバンドが来日していたので
見に行ってきました。

Suicidal Tendenciesというそのバンドは
なんとデビュー30周年、
フロントマンのMike Muirは50歳という古いバンドです。



活動期間中に音楽性はやや紆余曲折してはいるものの、
当時から変わらない、頭にバンダナを巻き、ハーフパンツと、白いソックスという出で立ちで
全盛期であった1980年代のスタイルを貫き通しています。

会場内にもバンドの真似をして同様のファッションに身を包んだ人達でぎっしり。
はっきり言ってダサイのですが、ファンから見ると
まるで発祥の地、ヴェニスビーチの再現だ!とテンションが上がってしまうのです。


ただ、昔見た80年代音楽カルチャーのドキュメンタリー映画で
当の本人、Mike Muirはこう言っていました。

「本当にお金がなくて貧しかった。
服を買うお金もなくて、親父の服を借りてバンドをやっていた。」

流行りでも何でもない、1980年代のアメリカは格差社会であったのだ。

その時代の音楽やファッションを現代人が真似をするというのは
幸せの象徴のような気もしますが、
やはり、時代背景を受けて産まれた音楽は
永い間人の心に残るのですね。